生理痛を整体で考えてみる
生理痛は医学的には、疾患が原因とされる場合とそうでない場合に分けられます。
前者は、子宮以外に内膜ができてしまう子宮内膜症、子宮内あるいは子宮筋層などに良性の腫瘍ができてしまう子宮筋腫、そして以前は子宮内膜症とされていた
子宮筋層内に内膜ができる子宮腺筋症などとされています。 後者は、月経時に分泌される子宮を収縮させるホルモン、プロスタグランジン
が過多に分泌されると激しい子宮収縮が起こり、下腹部などに痛みが表れる。ま
た20代までの女性は、月経時に月経血とともに子宮から剥がれ落ちた内膜を子宮口そして子宮頚管へと押し出されていきますが、その排出口である子宮口が狭
く、またそれに続く子宮頚管も細く硬いため、ここを通過するときに痛みを伴うと
されています。出産後生理痛がやわらいだ、あるいはなくなったという人は、出産により子宮口、頚管が広がったためとされています。また子宮の後屈、前屈な
どの歪みも骨盤内の血管がうっ血したり、神経を圧迫したり、またその子宮の歪みから子宮口の向きが悪く狭くなったりして、月経時痛みを伴うとされています。
東洋医学的には、生理痛に効果のあるツボはいくつか挙げられていますが、当
院では「三陰交」を非常に重視しています。以前は三陰交よりも 「陰陵泉」を重視していましたが、来院者傾向から考えると生理痛の場合、主に左三陰交に痛みが出る傾向が高くなっています。もちろん、陰陵泉や右三陰交に痛みが出
る場合もあります。
この三陰交や陰陵泉に痛みが出ない人は、残念ながらいまの当院の技術ではほ
とんど改善はみられません。そういう人は、腹部のどこを押しても痛がる人、あ
るいは逆にどこを押しても痛がらない人が多いようです。前者は、婦人科よりも消化器、
そして婦人科に関連する泌尿器を整えることが先決で、その後に婦人科を整える
調整へと考えています。また疾患が原因になっているのではないかとも考えており、その場合医療機関の受診をお勧めしています。後者の場
合、まず呼吸を腹部へ導くこと優先し、呼吸器系の経絡を使ったり、あるいは骨格・内臓の操法を使ったりして、体の歪みを除去する調整が呼吸を腹部へ導くと考えています。
呼吸を腹部に導くことは、施術を受ける際の刺激の浸透という意味で非常に大
切ですので、当院に限らずどこかの整体などで調整を受ける際は、お臍を膨らますイメージ
で呼吸をする、いわゆる腹式で調整中は呼吸をすると施術効果が高まりますので、
お勧めします。胸式呼吸の女性の場合でも腹式を心がけると調整効果がぐっと
高まってきますので、試してみてくださいね。
疾患が原因とされない場合の生理通の軽重は、体調や疲労と連動するともされていますので、生理痛に関係の深いツボや体調を整えるためあるいは疲労を軽減するための体の歪みを除去してバランスを整えるという調整は、大変有効であると考えますし、またその軽減効果も表れています。
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